【城戸編557】オールスター選手の性根を無意識に叩き直していた日本最強打者
今年、前半戦で打率、打点レースでトップを走り、オールスターのセリーグ一塁手部門でファン投票選出されたマ軍の鹿沼。しかしこの鹿沼、オールスターに何の思い入れも無く、むしろ休みが欲しいと、早々に怪我を理由に出場辞退。という流れがこの3年、続いているのであった。
だが、今年はどういう風の吹き回しか、直前になって、
「いや~、怪我の具合が良くなったんで、やっぱ出ますわオールスター」
と、辞退取り消しを宣言したのである。
この怪現象の背景を野球マスゴミが取材したところ、鹿沼の変心は、「40億の不良債権」こと最弱イ軍の四番打者、城戸の存在が大いに影響している事が明らかになったのであった。
「また知らない間にスターの心構えを無意識のうちに教えてしまっとった(震え声)。鹿沼の野郎は、今度タイトルを獲れたら城戸チルドレン名乗ってもええんやで」
てな感じで不敵な笑みを浮かべつつ勘違いコメントを量産する城戸であったが、勿論真相には掠りもしていなかったのである。取材に当たったマスゴミ記者曰く、
「今年は一塁手の故障者が多くて、NPBが代替え選手の確保に苦労してましてなあ。このままだと城戸が出る事になる、それで叩かれるのはユーやぞと鹿沼を説得し、『その風評被害は重過ぎますわ』と、鹿沼も渋々出場を承諾しましたんや(震え声)」




