【イ軍編2761】敵監督が最も難しい対処を迫られるミスタープロ野球二世
最弱イ軍の「ミスタープロ野球二世」ことサードベースマン、魅沢。パッパであるミスターへの忖度から、対戦投手がワザと打ち易い棒球を投げてくる事に定評がある選手であったが(なおそれでも大して打てない模様)、アンチミスター、アンチ「球界の盟主」バ軍(元ミスターの所属球団)で鳴らす関西の雄、サ軍だけは完全ゼロ忖度。お小遣いだろうが就職のお世話だろうが一切無視し、ガチで魅沢を封じ込めにかかってきたものである。
そして今年サ軍の新監督に就任した大竹が臨むシーズン開幕シリーズのイ軍戦。13-0と大差を付けた展開ながら、それまで好投していた開幕投手を100球で降板させ、以降は一人一殺ペースで盤石の投手リレーを展開したのであるが、魅沢へぶつけたリリーフ投手の人選が、「八百長! 忖度!」というブーイングを喰らってしまったのであった。
「ちょ、待てよ! 被打率2割で右対右やで!? これで何がディスられなアカンねん!!!!????」
と、秒速で逆ギレた大竹であったが、サ軍オタのアンサーは、想像の斜め上を超え過ぎる内容だったのである。曰く、
「監督はん、これが忖度じゃないとしたら、あんたデータの読み込みが雑なのがバレバレやで! 確かにユーが起用したリリーフは対魅沢の被打率2割やが、他に被打率1割台、0割台の奴らがおったやろ! フツーのチームで被打率2割だったらキラーかもしらん、おそらくその数字のパッと見だけで条件反射的に采配しちまったんやろうが、イ軍大便秘打線相手なら、それ以下に抑えんとキラーは名乗れんのやで! 被打率2割なんてむしろ打たれとる方、苦手と言ってもええレベルなんやで!(錯乱震え声)」




