【城戸編108】「全員俺で打線組んだらセリーグぶっちぎり」
「投手以外の8人全員俺で打線組めば、ぶっちぎりでセリーグ優勝なんだがなあ」
とは、今年、シーズン終盤のセーフティバント連打&徹底した苦手投手回避というブーイング上等ストロングスタイルでセリーグ首位打者を獲得した、「帳尻の鬼」ことイ軍の4番城戸のドヤ顔放言であった。
確かに首位打者だけあって打率337と一見いい選手に思えてしまう城戸であったが、その実、とんでもない喰わせ者である事は野球オタの間では周知の事実である。今シーズンも、ほぼフル4番にも関わらず8本塁打22打点と、長打を捨てたヒット狙い&チャンスで併殺を繰り返す異常な勝負弱さで、ほとんど物の役に立っていない状態なのであった。
そんな城戸が8人で打線組んだらどうなるのか。
いくらチャンスに弱いと言っても、首位打者8人いればさすがにちょっとは得点能力上がるんじゃないか。加えて、例年消化試合に入ってから猛打爆発する関係で、9月は全勝したりするんじゃないか。
という疑問を持った某球団の編成担当が、最新鋭のベースボール・オペレーティングシステムを駆使して、遊び半分でシミュレートを敢行。
その結果は、
「うはwwwwwwwwwwwwwwwww何だこれwwwwwwwwwwwwwwwwww」
144試合で140敗という、笑撃的なものだったのである。
消化試合開始まで全敗するのは織り込み済みだが、その得意の消化試合でさえ8人が首位打者争いのライバルとなる事で足の引っ張り合いが発生して敗北要因が激増。
結局、打力のある先発投手の相原もしくは神崎が自分でホームラン打って完封する展開でしか勝てないという、逆の意味でセリーグをぶっちぎってしまうとんでもない結果が算出されてしまったのであった。




