【イ軍編2731】因縁捏造投法で優勝や!
「ワイは最弱イ軍のSSS級戦犯城戸さんと昔のゲームショップのスト2大会で因縁があるんや。野郎はハメ技使ってきよって、リアルファイト開始よ(震え声)。他にも正捕手綿貫はヨッメ同士がジムの派閥でバッチバチ、ブリは推しメジャーがライバル同士やから代理戦争状態やし、」
てな感じで、唐突にイ軍戦犯系ベテランズとの因縁を開陳し始めたのは、サ軍のベテラン先発投手飯倉。近年、加齢&不摂生が祟り球速が5km落ちるなどしてシーズン防御率が4点台後半で高止まりしてしまい、現役生活の黄昏を迎えたところで、生き残りを懸けての秘策――――最弱イ軍との因縁を捏造し、会社上層部の興行盛り上げ系が飯倉を優先起用するよう采配介入誘導――――とかいう、禁じ手を発動したのであった。
果たして、近年、そこそこ強いが興収的には頭打ちになっているサ軍は、イ軍戦なら誰が投げても勝てるし、それなら多少なりとも集客に繋がる可能性がある方を投げさせ~いッ! という方針で、ローテ崩してでも飯倉を投入。大便秘打線相手に順調に勝ち星を重ねていく飯倉であったが、しかし、このドラマチック(でもないが)なストーリー性が、とんでもない悲劇を産んだ。
「かつての天敵が味方になる展開とか胸熱やん」
と、ビヂネスに関してはサ軍なんかよりも一枚も二枚も貪欲なイ軍が、ストーリー・ベースボールを追い求めて、飯倉を金銭トレードで獲得してしまったのである。
こうしてイ軍と対戦出来なくなった飯倉は、味方になった筈のイ軍戦犯系ベテランズの打てない守れないの洗礼を浴び、防御率20点台をマークからの年内解雇余裕でしたで無事死亡。イ軍を営利目的で利用しようとするものは秒速で逝くという、ブーメラン伝説にまた新たな1ページが加わったのであった。




