【城戸編550】球界最鈍足打者に短距離日本最強が弟子入りの怪
球界最鈍足クラスで悪名高い「40億の凡打製造機」こと最弱イ軍の四番打者城戸に、何故か日本短距離界のエース吉村が弟子入りしたという怪情報が、球界・陸上界を駆け巡ったものである。
「お薬(意味深)、八百長(疑惑)、違法用具、ゲーム廃人…。学ぶ事と言ったらこの辺りやが、吉村は暗黒道でも極めたいんか(震え声)」
「城戸と絡む奴は城戸がアレ過ぎて相対効果でまともに見えるから、スキャンダルシールドとして利用する可能性が巨レ存…?」
と、誰もがまともな文脈では受け取らなかったのであるが、意外にも吉村は実務的な意味での学びを意図していたのであった。曰く、
「城戸さんはトータルでの走塁は確かに球界最低クラスですが、汚いバントヒット――いや、内野安打の数が異常に多いですからね。打席から一塁までの27.431メートルだけは最速いう事で、その秘密を知りたかったんですわ」
だが、調査の結果、何の参考にもならない事が判明したのである。
「お小遣い弾んで身体的な検査も受けてもらったんですが、正直あれだけ速く一塁に到達する理由が分からないんですよ。強いて挙げれば、ヒット狙いでバント仕掛けてる時はドーパミンの量が凄くて、脳がガンギマリで肉体の限界を引き出してる説が有力ですね。ええ、人(投手)の嫌がる事をやって、出し抜く事でヘヴン状態になって、異常な力が出てるんですわ(震え声)」




