3630/5129
【城戸編547】日本最強打者が繰り出すヒット増殖法
初夏のサ軍-最弱イ軍戦。
最弱イ軍のSSS級戦犯「40億の凡打製造機」こと四番打者城戸に第一打席、左中間に流し打った打球がラッキーで左中間を割り長打コース。と、思われたが、城戸はいかにも疲れた風のドタドタした走りで一塁で自重したものである。
「おいおい城戸よ、今ので二塁に行けないのは有り得ないやろ。どっか足が悪いんか?」
と、秒速突っ込み不可避となった一塁コーチに、
「フッ、コーチ、まあ見とってつかーさい。答えは第二打席で」
てな感じで不敵な笑みを返す城戸。
果たして迎えた第二打席、今度は三塁線へのボテボテのゴロ。足が悪い城戸は球が一塁へ渡る前にベンチへ――――と誰もが思ったその瞬間、光の速さで一塁を駆け抜ける城戸の姿があった。
「えっ…!? お薬(意味深)…!?」
思わずチームの闇を口走ってしまうコーチに、
「いやいや、ワイはスタミナ系のしか…って何言わせるんでっかコーチ!藁 第一打席は撒き餌ですわ。ヒット1本を2本にする、チーム孝行の鬼打法なんやね(ドヤァ)(なお長打が求められる四番打者)」




