【城戸編546】投手の抜き打ち検査製造機と化した日本最強打者
今年もエア自主トレ&手抜きキャンプを順調に消化し、貫禄のガバガバボディに仕上がっている最弱イ軍の四番打者「40億の凡打製造機」こと城戸。開幕から一か月が経過して打率1割前後、本塁打0本とド低迷しながらも、自己申告以外で四番スタメンから外すと決定者に200万のペナルティが発生するとかいう特殊な契約のせいで呪いのアイテムじみた状態となっており、球団上層部は扱いに苦慮していたものである。
そんな状況で迎えた「球界の盟主」バ軍戦。
第三打席まで三振併殺ポップフライと無安打で迎えた第四打席で、事件は起こった。完封ペースで来ていたバ軍先発加倉井が放った大きなカーブが、手元が狂ったか城戸の腹部に命中。球審がマウンドに上がり、何やら問答を繰り広げ始めたのであった。
「ちょっと不自然に曲がり過ぎるカーブやったからの~。ただ、日本最強打者ワイとの対戦なんや、チートしたくなる気持ちは分かるやで」
てな感じで自分の絶不調振りを棚に上げて、ゆったりと歩きシャドースイングしながら一塁へ向かいつつマウンドの様子を眺める城戸であったが、マウンド上では城戸の想像を遥かに超える深刻なやり取りが展開されていたのである。曰く、
「ホントに手元が狂っただけなんやな? オォン? ユーほどの制球力を持つ投手が打率1割で誰が何投げても抑えられる城戸に死球とか、八百長疑惑待ったなしなんやから、今後は気を付けんとアカンで(震え声)」




