【城戸編543】「代打ワイ!」か~ら~の~
今シーズンも開幕から9連敗×2本と貫禄の逆スタートダッシュで、最下位ロードをひた走る「球界の掃き溜め」こと最弱イ軍。6月の時点で3人の監督が解雇され、後任探しが難航オブ難航。止む無くチーム最高年俸の「40億の凡打製造機」こと四番打者の城戸を代理監督に据えたものである。
チームの歩調と競い合うかのように、城戸の方も打率一割台と超低空飛行。自分が得意な投手を厳選して「代打ワイ」を繰り返していたのであるが、それすらも成功率二割前後に留まっていたのであった。
そんな中、激しい首位争いを繰り広げているサ軍との一戦。
イ軍エース相原の力投で7回まで0-0と緊迫した試合展開で、イ軍は敵失と四球で無死1、2塁のチャンス。ここで満を持して「代打ワイ」城戸が登場したのであった。
現在打率1割8分8厘とはいえ、腐っても首位打者四度のタイトルホルダーである。サ軍は先発右腕の球数が100球を超えていた事もあり、ここで左のリリーフを投入。
「フッ、その采配、ワイの読み通りよ」
と、不敵な笑みを浮かべた城戸は、まさかのアンサー采配を繰り出したのであった。
「代打の代打、右打ちの諸橋!」
自分で自分を代打に出して、その自分に更に代打を出す――――、その心は、
「今季はモンハンの新作で忙し過ぎて、出席日数(※出場試合数)がヤベーからな。こうやってチーム優先ポーズで、出場しつつも打率は落とさない。サ軍監督の左右病を読み切って名を捨て実を取りまくる、素晴らしい采配やで(ウットリ)」




