【イ軍編2684】負けたら最下位確定の試合前日、先発立候補を促した結果
6年連続99敗をマークし、大暗黒時代を展開する「球界の掃き溜め」こと最弱イ軍。
今シーズンも開幕から安定的に2桁連敗をマークし、8月半ばに最下位マジック1が点灯したものである。
この状況で、イ軍監督が試合前夜に投手陣を緊急招集。
「みんな目をつぶってくれ」
と、静かに語りかけたものである。
「明日負けたら3位(※Bクラスの。最下位)が確定する状況や。ここでチームを背負って先発で投げたいいう奴がおったらアピールしてくれや」
そう、先発二本柱の相原と神崎を故障で欠いている非常事態で、残りの炎上魔たちから、監督がどうしても誰を投げさせるか選べなかったのである。
(これで立候補した奴が好投すれば男気美談、炎上したら「ユー、投げるって言ったよなオォン!!!!????」でそいつのせい)
という腹積もりの監督であったが、まさかの予想外な事態――
何と、投手陣ほぼ全員が、静かに手を上げたのである。
(エッ!!!!???? ワイの素晴らしい教育が、野球で負けても人間力で勝つ感じに彼奴等を育てちまった可能性が巨レ存…?)
と、おったまげた監督に、続くムーヴが「嫌な事は絶対やりたくない」というイ軍魂を全力アピールするのであった。
上げた腕に白タオルが握られ全力回転、魂の降伏ポーズ――――。




