お笑い野球イディオッツ！

おいでよ最弱の闇

【イ軍編2682】目指せ世界への最短距離

　風評被害手当で平均的な年収相場よりも高く、本人が割り切れれば結構いい仕事とも言われる「球界の掃き溜め」こと最弱イ軍の球団スタッフ職。そんな中で、トレーナーの倍率が急騰。中途、新卒問わず、優秀な人材が殺到する事態となったのであった。

「トレーナー志望のヤングたち、ようやくワイらのカリスマ性に気付いちまったか」

「マネーよりも風評よりも、傍にいたい人たちがおるんやろなあ…（確信）」

　てな感じで、例によってノンストップ勘違いヘヴン状態に突入するイ軍戦犯系ベテランズであったが、イ軍トレーナー職志望ニキたち的としては、極めて実利的な意味合いが存在していたのであった。曰く、

「イ軍戦犯系ベテランズといえば、揃いも揃って世界ランカーレベルのゲーム廃人でっしゃろ。ゲーム指、ゲーム肩、ゲーム腰等々、症例の宝庫やよって、そこのトレーナーは各国のEスポーツ世界代表が注目しとると。数千万規模の契約で引き抜きもあるいう噂が出とって、トレーナー界隈で熱い注目を浴びとるんですわ」