3535/5128
【城戸編535】チーム最強打者にも関わらず、飲み会で一番下座に座ってあれこれやってくれるぐう聖
新コロ以前の最弱イ軍、まだ納会が集合形式で行われていた時分の話――。
シーズン終盤に一軍昇格し、そのままフィニッシュまで定着した高卒3年目の新鋭内野手古谷。一軍で最年少とあって、納会ではアレやコレやと先輩から頼まれまくり、てんやわんやとなっていたものである。
そんな時、「40億の不良債権」ことチーム最高給の四番打者城戸が、古谷の隣の一番下座に陣取り、酒や料理のおかわり等、何くれとフォローしてくれたのであった。
(チーム内じゃ悪評タラタラやが、実際接してみんと分からんもんやの~。城戸さんヘイト勢はただの嫉妬の可能性が巨レ存どころじゃない…?)
と、思ったのも束の間、30分程すると、気付いたら城戸の姿が見当たらないのであった。そこを通りかかった正遊撃手草加部から明かされた真相に、古谷は呆れ&おったまげ不可避に追い込まれたのである。曰く、
「え? 城戸さん? 下座で色々手伝ってくれた? いやいや、別にユーの為とかじゃないで。野郎は一秒でも早く家に帰ってゲームやりたいが為に、一番脱走し易いポジションを確保しとるだけなんや」




