【イ軍編2592】球界一性格の悪い捕手が改心してコミュニケーション強化しているという風潮
恫喝系リードと何かあったら全部投手のせいスタイルで潰したヤングの人数は球界一と噂されるものの、ここで一点欲しい場面では結構打つ(それ以外は手抜きで凡打)勝負強さで、何だかんだでレギュラーに収まっている最弱イ軍の正捕手綿貫。しかし、加齢による動体視力の衰えで、生命線の打撃も劣化オブ劣化。いよいよ引退5秒前かと、イ軍ヤング連中の間に仄かな希望が芽生えつつあったものである。
そんな折、さすがの綿貫も改心したのか。練習で、ヤング中心に投手陣の球をしっかり受けて、コミュニケーション強化? に努め始めたのであった。
「ここらでそろそろね、全投手の傾向を改めて把握したろ思いましてね」
と、番記者の取材に答えて曰くの綿貫であったが、自分の取り組みの凄さ(意味深)をアピールしたいが為の秒速真相バラしに、誰もがおったまげ&ダークドン引き不可避に叩き込まれたのであった。曰く、
「いえね、全員の制球力を確かめときたいと。ええ、どこに投げるのが一番苦手かいうね。それで得たデータをね、ピンチで活かすんですわ。ウチのガバ投手陣じゃ、何投げても打たれるいう場面だらけなワケやけど、そんな時に、投手が『一番狙って投げられないコース』にリードしますんや。そんで球が外れて打たれても、しっかり投手のせいに出来ますやろ。この涙ぐましい努力で、あと3年は現役頑張りまっせ(ニッコリ)」




