表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
3503/5130

【イ軍編2592】球界一性格の悪い捕手が改心してコミュニケーション強化しているという風潮

 恫喝系リードと何かあったら全部投手のせいスタイルで潰したヤングの人数は球界一と噂されるものの、ここで一点欲しい場面では結構打つ(それ以外は手抜きで凡打)勝負強さで、何だかんだでレギュラーに収まっている最弱イ軍の正捕手綿貫。しかし、加齢による動体視力の衰えで、生命線の打撃も劣化オブ劣化。いよいよ引退5秒前かと、イ軍ヤング連中の間に仄かな希望が芽生えつつあったものである。

 そんな折、さすがの綿貫も改心したのか。練習で、ヤング中心に投手陣の球をしっかり受けて、コミュニケーション強化? に努め始めたのであった。

「ここらでそろそろね、全投手の傾向を改めて把握したろ思いましてね」

 と、番記者の取材に答えて曰くの綿貫であったが、自分の取り組みの凄さ(意味深)をアピールしたいが為の秒速真相バラしに、誰もがおったまげ&ダークドン引き不可避に叩き込まれたのであった。曰く、

「いえね、全員の制球力を確かめときたいと。ええ、どこに投げるのが一番苦手かいうね。それで得たデータをね、ピンチで活かすんですわ。ウチのガバ投手陣じゃ、何投げても打たれるいう場面だらけなワケやけど、そんな時に、投手が『一番狙って投げられないコース』にリードしますんや。そんで球が外れて打たれても、しっかり投手のせいに出来ますやろ。この涙ぐましい努力で、あと3年は現役頑張りまっせ(ニッコリ)」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ