表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
3488/5127

【イ軍編2578】対戦若手速球派の球速を下げてしまう男たち

 最速163kmの直球を武器に、高卒2年目にしてマ軍の先発ローテ4番手に定着した長田。若さに任せた力で押すスタイルながらも、球のキレと重さで打者を圧倒し、防御率2点台を維持していたものである。

 そんな長田が、最弱イ軍戦に初先発。いつもの剛球は陰を潜め、自慢の球速も最速153kmと、大人しめの投球に終始したのであった(それでも十分速いのだが)。

「ワイらがあまりにも凄過ぎて、今日は日和って制球重視にしたんやろの~」

「若いのに冷静な大した奴やで。今後要注意やが、精神的には圧倒的優位に立ってるだけに、お得意様になりそうやな(確信)」

 等々、何をどう拗らせたらここまで勘違い出来るのかという戦犯系ベテランズ@大便秘打線(本日の試合で当たり損ねのラッキー散発2安打14与三振被完封)であったが、当然真相は完全に明後日の方向に存在していたのであった。以下、マスゴミ取材に答えて曰くの長田本人コメント――。

「いやあ、いつもと同じ感覚で投げてるつもりだったんですが、イ軍打線からは全くオーラを感じませんでね。燃えるモンが湧いてこないんで力が入らず、いつもより10kmも遅い球速しか出せませんでしたわ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ