【イ軍編2578】対戦若手速球派の球速を下げてしまう男たち
最速163kmの直球を武器に、高卒2年目にしてマ軍の先発ローテ4番手に定着した長田。若さに任せた力で押すスタイルながらも、球のキレと重さで打者を圧倒し、防御率2点台を維持していたものである。
そんな長田が、最弱イ軍戦に初先発。いつもの剛球は陰を潜め、自慢の球速も最速153kmと、大人しめの投球に終始したのであった(それでも十分速いのだが)。
「ワイらがあまりにも凄過ぎて、今日は日和って制球重視にしたんやろの~」
「若いのに冷静な大した奴やで。今後要注意やが、精神的には圧倒的優位に立ってるだけに、お得意様になりそうやな(確信)」
等々、何をどう拗らせたらここまで勘違い出来るのかという戦犯系ベテランズ@大便秘打線(本日の試合で当たり損ねのラッキー散発2安打14与三振被完封)であったが、当然真相は完全に明後日の方向に存在していたのであった。以下、マスゴミ取材に答えて曰くの長田本人コメント――。
「いやあ、いつもと同じ感覚で投げてるつもりだったんですが、イ軍打線からは全くオーラを感じませんでね。燃えるモンが湧いてこないんで力が入らず、いつもより10kmも遅い球速しか出せませんでしたわ」




