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【イ軍編2576】「元所属球団では…」トークで選手の人望を集めた男
監督と大学時代の先輩後輩という縁で、最弱イ軍から最強バ軍へと移籍した内野守備コーチ大倉。二言目には、
「イ軍では…」
という、前職での経験をひけらかすNGワードを連発していたのであるが、意外にもバ軍ナインは受け入れているという噂。
「さすが強豪チームの連中は違うで。球界最高の選手が揃うワイらの情報が知りたくて知りたくて震えとるんやろ」
「バ軍が俺らのやり方をパクって強くなっちまう可能性が微レ存…? 育成料請求したろ!」
てな感じで全力勘違いが止まらないイ軍戦犯系ベテランズであったが、やっぱりというか何というか、真相は真逆の方向性だったのである。以下、バ軍ミーティングでの大倉の「イ軍では」トークより――
「イ軍では戦犯系ベテランズを中心に練習おサボりまくりやしコーチの言う事もガン無視やったが、ユーたちは早出居残りするし指導はキッチリ聞くしで、イケまくりやん!」
という調子で、意図せずに選手を褒める形になり、支持率を上げていたのであった(賞味期限3か月ぐらい)。




