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【イ軍編2565】プレッシャー激弱ヤングを勢いづけるぐう聖監督
完成すれば年間15本塁打は狙えそうなチーム随一の素質(※あくまでも最弱イ軍基準)を持ちながら、プレッシャーに激弱な性格が飛躍を阻んでしまっている高卒2年目外野手の沢木。戦犯系ベテランズの大不振(通常運行とも言う)で4月末には一軍に引き上げられたものの、試合前の打撃練習の時点からド緊張で球がまともに飛ばないのであった。
だが、5月の下旬になってからというもの、監督だけが練習を見ている時限定で、素晴らしい快打を連発するようになったのである。
「特に何かを指導したワケやないんやが、ヤングならではの純真なハートが、知らん間に厚い信頼関係を結んとったんやろなあ…。おるだけでプレッシャーを軽減させるエンジェル的存在ワイ」
てな感じで感涙に咽ぶ監督であったが、沢木へのマスゴミ取材により、笑撃の真相が明らかになってしまったのであった。曰く、
「はい! 今は監督が見とってもノープレッシャーで練習出来とります! チームが負けまくりで解任5秒前いう噂ですから、もう何言われても関係ないわと思うと、気楽に打てるんですわ(ニッコリ)」




