【イ軍編2557】不良系ベテランに早出をさせた男たち
「ワイは寝起きの意識が混濁してる時が一番打てる」
として、球場入り直後からトレーナー室で仮眠を取り、代打のコールが掛かった段階で起きてくる。そんな、チームとの一体感ゼロでやる気有るのか無いのか系ベテラン代打、ド軍所属の苅田。寄る年波に勝てずに(41歳)代打成功率が1割台に落ち込んだにも関わらず、首脳陣からの再三の調整法変更指示をガン無視。懲罰的な意味で自由契約にされ、万年戦力不足の最弱イ軍に拾われたものである。
その苅田であるが、これまでは試合前ギリギリに球場入りするのが常であったのが、イ軍に加入してからは大変身。試合2時間前には球場入りする、謎の優等生(あくまでも苅田比)っぷりなのであった。
「さすがの不良系ベテランも、ここ(イ軍)では心を入れ替えてしまうという…ワイらの更生力マジパネェ(震え声)」
「野郎も延命に必死やで。何せ日本一競争の激しい球団やからなあ(なお競争の方向性は野球ではない模様)」
てな感じで例によって全力勘違いを乱れ咲かせてしまうイ軍戦犯系ベテランズであったが、苅田的には、止むを得ずの最低限の調整変更だったのである。マスゴミ取材に答えて曰く、
「いえね、イ軍は大体週4、5ペースで先発投手が打者一巡持たないから、代打の出番が異常に早くてねえ。1~2時間仮眠取って呼ばれる、ていうワイのルーティンが、球場に早く入らないと維持出来ないんですわ。その代わり上がりも早いんで、全体の帳尻は合っとるんやで。これまで以上の時間は絶対に働きたくないでござる(震え声)」




