【イ軍編2537】ワーク&ライフバランスで優勝や!
「新卒ニキたちに大不人気プロ野球団を改造や! ファミリー優先OK! 野球と家庭の二刀流で球界一働き易い職場を作ったるで~ッ!!!!」
という新球団社長の号令で、選手の有給制度改革に乗り出した最弱イ軍。子供の授業参観やら卒業式やらに選手が参加しても内部的には欠場扱いにならず、シーズン平均で割った形の成績で出場扱いになるとかいう内容なのであった。
「一体何事なんやこれは…。野球で負けても社会にコミットする力で勝つ的な…?」
「ファミリー優先なら、こんな風評被害パネェ球団は即刻辞めて、堅気の職場で一刻も早く第二の人生スタートさせてどうぞ(憤怒)」
てな感じでファンの反応は様々なのであったが、今回の取り組みには、深遠な企みが隠されていたのであった。以下、新球団社長を中心とした秘密ミーティングより――。
「とにかく、あらゆり理由をこじつけて戦犯系ベテランズの出場を少しでも減らすんや」
「彼奴等がおらんくなるだけで戦力アップするからなあ」
「一般社会にアピールしつつ野球も頑張る(勝つとは言ってない)、これがニューノーマル球団経営やで」
※なお家族仲がブリザードな選手が多く、キッズのイベントに参加を申し出ても断られるケースが続出。傷心の選手が雑なプレーになって結果戦力ダウンするとかいう、ファミリー系ブーメランボールが完成してしまったのであった。




