【イ軍編2522】片手フォロースルー打法を改めた結果
片手フォロースルーでのフルスイングが特徴で、シーズン4本塁打が最多にも関わらず、とにかく振り回す打撃に固執する元マ軍岩崎。かつては未来の大砲として期待されていたものの、プロ入り10年経っても開花の兆しが見えぬ事から、遂に自由契約。廻り廻って最弱イ軍がワンチャンロマンを信じて3000万の高値掴みで契約したのであった。
そこで片手フォロースルーを両手にする打法改造で覚醒し、自己のシーズン本塁打記録を倍増させる快進撃(なお8本塁打)。チーム本塁打王(8本塁打)を獲得し、眼力の正しさが証明されたとして有頂天になった球団は、大盤振る舞いの1億で契約更改。とんでもないシンデレラストーリーが、ここに完結したのであった。
「カ~ッ! 我ながらホロリ泣けるええ話やの~ッ。実際はリバース(※イ軍の闇商人兼一番打者)の新作違法バットを導入して、それがバレんようにカモフラで両手フォロースルーにしただけなんやが…(震え声)」
という岩崎のヤラセは、恐ろしい悲劇を産んだ。
自分らの指導で岩崎が覚醒したと思い込んだイ軍の100万ドルコーチ陣が、「もっと指導したら来年は16本、再来年は32本、4年後には128本イケるんじゃないか」と思い込み、指導地獄で岩崎はノイローゼ&大不振に追い込まれて無事死亡。この時のストレスが原因による治療費、家庭不和=離婚での慰謝料で、せっかくの年俸1億の大半をスッてしまうとかいう、自分以外の経済を廻した系ブーメランボールが完成したのであった。




