表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
342/5134

【チョ・マテヨ編⑥】偽りのマンセー

 昨年のテストで入団し、北朝鮮系ベネズエラ人のチョ・マテヨと先発5番手の座を争うジョンソン。

 キャンプの紅白戦から両者同じ程度に打ち込まれ、オープン戦での防御率は共に6点台で、甲乙付け難い内容(※ただし超低レベル)であった。

 この事態に危機感を覚えたジョンソンは、マテヨに禁断の催眠術を敢行。

「これで奴はストライクを投げられない(まあもともと投げられないが)」

 と、邪悪な笑みを浮かべるのであった。


 が、北朝鮮の事情を知ったかぶったジョンソンの目論みは完全にアテが外れる。

 何と、催眠を喰らった筈のマテヨが全球ストライクかつ150kmオーバーの速球を連発する、ヤラセにしても出来過ぎな現象が発生したのである。

「一体どうなってやがんだ!? 奴らの国では将軍様は絶対じゃねえのか! マテヨの野郎もいつもマンセーマンセー言ってんじゃねえか!」

 そう、ジョンソンの催眠――ミットが将軍様の顔に見える――の効果で、マテヨは怒りが原動力のストライク剛球を投げ続けたのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ