【イ軍編2514】ジャパンの軍隊式精神抑圧ボールに抗った新外人打者
「球界の盟主」バ軍との凄まじいマネーゲームを制し、昨年3Aでホームラン王(23本)に輝いた通称「ビッグ・ファック」ことカンシコ獲得に成功した最弱イ軍。このカンシコ、非常に陽気で全方向へのリスペクトを忘れないナイスガイで、ホームランを打った際、球場360度にガッツポーズ&祈りを捧げるド派手なパフォーマンスがトレードマークだったものである。
だが、イ軍では前述のムーヴの一部禁止が早々に申し渡されたのであった。
「何でやねん! これだからジャパンの軍隊式精神抑圧ボールは…」
と、不満たらたらのカンシコに、球団側は、止むに止まれぬ事情である事を説明。
「ウチはサイン盗み疑惑がガチで凄いから、360度だけは勘弁してや。スタンドの方向にアリシャスムーヴなんてやった日にゃあ、球団への抗議電話&メールが止まらなくなっちまうから…。ちな対戦ベンチを煽りまくるのはええで。ヒールとして球界を盛り上げられるからな」
そんなディフェンシブな球団に対し、表向きは従うポーズを取ったカンシコであったが、
「アリシャスムーヴはワイのアイデンチチーなんや。物理的にNGなら、球場内のオーロラビジョンジャックして、360度やったるわ!」
てな感じでスーパーハカーを手配。
したものの、春季キャンプで戦犯系ベテランズにゲーム廃人沼に沈められコンディション崩壊からのシーズンホームラン0本フィニッシュで無事死亡。球団の心配、カンシコ本人の仕込み全てが無駄になる、ピース(平和)ボールが完成したのであった。




