【イ軍編2501】副業禁止令破りを許された男
「29歳以下の若手は副業禁止! 野球に集中して戦力になってどうぞ!!!! ベテランはどうでもいいです、ヤバい副業に手を出してタイーホされたら秒速で戦力外にするから早く(意味深震え声)」
という事で、若手を野球に集中させる環境作りをブチ上げた「球界の掃き溜め」こと最弱イ軍(なお副業分の補填とかは無い。気合だけ)。
だが、それをあっさりと反故にしてしまった者がいた。「ミスタープロ野球」の隠し子こと、サードベースマンの魅沢である。しかし、事情聴取の結果、今回は無罪放免。あまりといえばあまりに分かり易い忖度風ムーヴに、チーム内では激おこの嵐。今回の処分についての詳細情報を求める選手が続出したのであるが、そこで球団から口外無用で告げられた真相に、誰もが涙&全力掌返しに陥ったのであった。曰く、
「魅沢の野郎はよ、バ軍(ミスターが現役時代所属していた球界の盟主球団)のOB戦に、ミスターが体調不良で出られなくなったモンだから、特殊メイクで老け顔にしてミスターとして出場したんや。実力はミスターに及びもつかんが、打撃フォームや守備のムーヴだけは激似やから、何とかファンに気付かれんで、ミスターになりおおせてオールドファンに元気を与えたんやね。球界の為を思えば、まあ止むを得ん副業やと、こういう判断なんや。ちな魅沢としては全力でプレーしたらしいんやが、ボディもプレーもガバガバの極みだから、70近いリアルミスターと遜色無く、ファンには全くバレんかった(震え声)。そんなマスターズリーグ級の選手がレギュラーの我が軍(超震え声)」




