【イ軍編2499】「今ブレイクしとる〇〇はワイが解雇に待ったを掛けました」
今季も開幕から白星一つを挟んでツイン9連敗などド低迷を極める「球界の掃き溜め」こと最弱イ軍。そんな中で、これまで一軍通算出場12試合だった8年目外野手澤永が台頭。チーム内首位打者(なお2割5分)で安打を量産(という程でもないが)、連敗を続けるチームの希望の星となっていたのであった。
「澤永は昨年の解雇リストに乗っとりましたんや。そこに待ったを掛けたワイが優秀選手賞、そして起用したワイがMVPな可能性が巨レ存…?」
てな感じで、ここぞとばかり全力アピールするのは、イ軍監督の下平。その様子を見て、イ軍「パネマジ広報」白井は、広報的な観点から思わず唸ってしまうのであった。
「いやあ、下平監督はPRの才能あるの~。言ったモン勝ちの世界やが、嘘は言っとらんからなあ」
「澤永が解雇リストに載ってたのは事実ですが、エースの相原ら3、4人を除いて、リストには毎年ほぼ全員載りますからね。クビに待ったを掛けたというのも、下平監督は城戸ら戦犯系ベテランズの解雇を強行に主張しただけであって、誰を残すとかはほぼノーコメだったらしいんですが…」
「一応消去法で澤永に丸は付けとったそうやからセーフやろ(適当)。何も無いところからネタを捻り出す、最弱イ軍でサバイヴするには、そういうスキルが必須なんや(震え声)」




