【イ軍編2493】ペナントには稼ぎ時がある理論
今シーズン、開幕から怒涛の黒星ラッシュで史上最速ペースで最下位を確定させた「球界の掃き溜め」こと最弱イ軍。どこが勝とうが自分には関係ないというスタンスが定着していたイ軍の戦犯系ベテランズであったが、今年は様子が違った。毎日のようにペナントの状況をチェックし、他球団の情報を収集していたのである。
「うーむ、いくらフォア・ザ・ミーの権化揃いとはいえ、さすがにチームとして勝てない惨状が辛くなってきたらしいのう」
「まだ小さな光ですが、このプロ意識は大事に育成したいやで。来季は激しい5位争い待ったなし(震え声)」
と、球団上層部では何かを信じたい勢が一縷の望みを託しがちだったのであるが、やっぱりそうはい神崎なイ軍オチがついてしまうのであった。以下、戦犯系ベテランズによるロッカールームトークより抜粋――。
「今年はソシャゲが大豊作で、野球に突っ込む労力を限界まで減らさんとやってけんからな」
「せやで。ペナントの展開をしっかりウォッチして、順位が後退したり下位で確定して気落ちしたチームと当たるタイミングを狙って全力出すんや。稼げるタイミングを把握してしっかり稼ぐ、これが消化試合の鬼3.0やねん」




