表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
3388/5125

【城戸編515】こだわりの一点物バット

 数々のレジェンド打者と同じく、首位打者4度の実績を誇る「40億の凡打製造機」こと最弱イ軍の城戸も、特注バット製作の際は某メーカーの伝説の職人を指名(※国産限定。違法飛ぶバットは自チームの闇商人リバースを通じて輸入)。㍉単位での重さ、太さにこだわったバットが製作されていたのであった。

 だがしかし、研修課題の一環で城戸バットの製作に取り組むメーカー若手ニキが、

「えぇ!? 城戸さんのバット、毎度重さも太さも㍉どころじゃない感じで違っとるやんけ!」

 と、バットの納品データを眺めておったまげオブおったまげ。

「そうか、これがその時々でやり込んどるゲームに応じての微調整いうワケなんやな…。連打系の時は指の皮が厚くなるから、その分軽く薄くしとるいうワケなんやね」

 てな感じで勝手に納得して一人ブツブツ呟いている若手ニキに、ベテラン職人ニキが衝撃の指示&真相を繰り出してくるのであった。曰く、

「いやいや、そんな都市伝説、全部真っ赤な大嘘やで。一応目安はあるんやが、城戸さんのバットはユーみたいなフレッシュ勢が作っとるんや。当然バラつきがあるんやが、城戸さん、びっくりするぐらい全然気付かんくての~。指名職人ニキは名前彫るだけ担当なんやが、一回もクレーム来た事無いどころか、『今回のバットも見事なもんですの~』言うて、褒められた事しかないんやわ。まさに弘法は筆を選ばずの鬼やで」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ