【イ軍編2457】ニューノーマルの先陣を切る男たち
未だ衰えぬ新コロの脅威に伴い、プロ野球界でも、マスゴミによる取材の非対面化は継続。オンラインによるやり取りが、徐々に日常化していたのであった。
だが、対面での取材と比較すると、オンラインではその場の空気や相手の反応がどうしても読み辛く、また回線の環境にも左右される事から、特に取材する側は地味にストレス蓄積。「もうガチでオンライン勘弁、新コロファッ〇ュー!」
というのが現場の意見の主流なのであったが、12球団番記者にアンケートを取ったところ、最弱イ軍の番記者だけは、オンライン大満足部と化していたのであった。
「そらそうよ、時代の最先端を行くワイらが、知らず知らずのうちに記者を教育しちまってたんやろなあ」
「例え試合で負けてもニューノーマルで勝つ。これが本当の勝利というものではないかね…?(確信)」
てな感じで、ここぞとばかりに全力勘違いが冴え渡るイ軍戦犯系ベテランズであったが、記者たちの満足度爆上げは、まさに彼奴等のお陰ではあったのである。以下、アンケートに添えられたイ軍番コメントより抜粋――。
「対面だと『ユーたち年収、頑張って1000万ぽっちやろ。ワイは40倍買王拳やから(by40億の不良債権こと四番打者)』やらのマウントされた時を始め、自分が大人気者勘違い、はたまた練習おサボりガバガバ感に対してガンギレオブガンギレ、ストレスマッハ限界突破なんやが、オンラインなら一枚クッションを挟む形になって、苛々が大幅に緩和されて最高なんや」
 




