表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
3332/5125

【イ軍編2447】イラゴンボールY

 最弱イ軍の一塁ベースコーチに、超大人気少年漫画ドラ○ンボールオタの三宅が就任。そして、イ軍デビューの試合で、事件は起こった。

「40億の凡打製造機」こと四番の城戸が、相手投手の制球難で珍しく死球出塁し、エルボーガードを三宅に手渡し。その瞬間、「ヴォウ!!!!」と叫び声を上げたかと思うと、三宅はエルボーガードを地面に落としたのである。――これは、ドラ○ンボールでよくある、「主人公キャラが実は重い胴着や腕輪を装着している(外して動きが早くなる)」という描写を丸パクリした、オタならではのアフォーマンスであった。

(キマった! これでオフのバラエティ番組出演確定、芸能人としての第二の人生の扉が、今開かれる(確信))

 と、邪悪な笑みを浮かべる三宅であったが、しかし、スタンドのオタにとっては、ドラ〇ンボールよりも、イ軍に囁かれまくっている疑惑の方が認知度が高い事が致命傷であった。

「ファーーーー! 重いモン付けて不自由打撃とか、あからさま過ぎる八百長プレーやんけ!!!!」

 という感じで、スタンドのイ軍ファンの間で、八百長疑惑が疑惑から確信へ移行。何やかんやあって、三宅は火の無いところに煙を起こしてしまった罪で、風のように解雇され野球生命が無事死亡。当件は後に「イラゴンボールY(八百長疑惑)」と呼ばれ、また一つ、球団史に残る汚点が追加されたのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ