【イ軍編2415】壊し屋100万ドルコーチ陣が唯一育成大成功した男がここにいる
最弱イ軍のキャンプ名物、他球団から締め出された厄介系の教え魔OB勢こと「100万ドルコーチ陣」。素質があって、言う事を素直に聞いてしまう、右打ちの内野手石倉が、長年、その標的となってしまったものである。
この100万ドルコーチ陣は、いずれ劣らぬ「自分の経験is Best」な連中なだけに、自身の理論を全力押し付け&押し付け。その度に石倉のは大混乱し、春季キャンプの度に打撃が完全崩壊。上手くいけば年間打率2割6分、10ホーマーでクリーンアップを打てそうだったのが(※あくまでもイ軍基準)、結局芽が出ずに現役を引退してしまったのであった。
だが、第二の人生でプチ成功してからは、前述の100万ドルコーチ陣に対して、しみじみと感謝を述べたのであった。曰く、
「教えられたフォームに出来ないと何時間でも指導が続くから、こっちも形態模写に必死でね。それで一人終わったと思ったら、またすぐ別の奴に張り付かれちゃって、もうキャンプ中ずっとそんな感じ。それで毎日頑張ってたら、バッティングはぶっ壊れたけど、物真似スキルは飛躍的に向上してね。芸人として、第二の人生を謳歌さしてもらってますわ」




