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【イ軍編2404】誰の首を切らず現有戦力10％底上げで優勝（※）宣言

「今年は誰のクビも切りません。現有戦力を１０％底上げして優勝します――――Bクラスの（小声）」

　と、ぶち上げたのは、最弱イ軍の新監督に就任した、かつての投手三冠王倉田。この数年、高額補強を繰り替えしては大失敗が続いていただけに、取り敢えずの目先の方針変更に、イ軍ファンは仄かな期待を抱いてしまったものである。

　以下、今回の会見を仕掛けたイ軍新球団社長と「パネマジ広報」白井の感想戦――。

「宅で昔の野球ようつべ見とってよ、オッチがええ事言うとったから丸パクリさせたら、うまい事行ったわな」

「正確には首を切らないじゃなくて、新加入の選手の目処が立たずに『切れなかった』なんですけどね。人数確保的な意味で。あと底上げ１０％も、元が低過ぎるから測定不能という…。まあその辺はノリで『上がった』と言い切っちゃって大丈夫でしょう」

「優勝（Bクラスの）は無理やろうが、まあそれでも公約達成率６６％は確定やからな。今日びの政治家よりは遥かにマシやから、その辺を勘案してワイも社長生命を全力延命させたるわ（震え声）」