表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
3260/5127

【イ軍編2385】最弱商売で絶対に必要な選手がここにいる

 かつては左打ちの強打を評価されてパリーグのド軍で正捕手プラトーン起用の一角を占めた事もある飯原。近年は守備力の低下から代打に転向させられ、それも持病の肩痛の影響でシーズン通しての体調が維持出来なくなり、この三年で解雇→テスト入団を繰り返していたものである。

 更に昨シーズンは売り物の打撃でも打率1割0本塁打と存在感を示せず、本人も現役引退を覚悟したところで、最弱イ軍が年俸300万+高額インセンティブで獲得。そのインセンティブというのが、「シーズン終盤に一軍帯同」とかいう、謎の内容なのであった。

「おいおい~、何だその『今年は最後まで優勝戦線います』みたいな勘違インセンティブは…」

「未来に備える前に今やる気出してどうぞ(憤怒)」

 というイ軍ファンのディスが殺到したのであるが、飯原の獲得は、興行的に重要な意味を持っていたのである。以下、イ軍「パネマジ広報」白井とその部下の感想戦――。

「飯原の持ってる感、逆縁起男っぷりは、ワイらみたいな最弱商売には物凄く大事やからの~」

「この3年、全部違うチーム所属にも関わらず、対戦チームの胴上げを目撃してますからね。胴上げ試合引ければウチの販売力(※贔屓が勝つのを観に来るビジター客用に、他チームのグッズを全力取り扱い)で一気に一日の売上が通常の10倍ぐらい行けますわ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ