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【イ軍編2375】ザ・心眼打法
今日も今日とて扇風機、三打席いずれも走者を置いて三球三振に倒れた最弱イ軍の「ミスタープロ野球二世」こと魅沢。
「目ぇ瞑って打った方が当たるんじゃねえかンゴォォォォッッッッ!!!!」
というイ軍オタのヤジに、
「なるほど、心眼で打つ――――ワイ程の達人なら、それもアリっちゃアリ…かナ?」
と、第四打席で本当に目を閉じてバッターボックスに入り、精神を集中させていく魅沢。
「こ、これは――――ボールが止まって見えるッ!(※なお目を開いてない模様。心眼)」
と絶叫してフルスイングしたところ、ボールはセンターバックスクリーンへ一直線。逆転サヨナラ満塁ホームランとなり、ミ・サ・ワ! ミ・サ・ワ! というファンの魅沢コールはいつまでも鳴り止まないのであった――――
――――以上は全て魅沢のお花畑脳が作り上げた妄想であり、現実はまたしても三振。大振りしたバットが手からすっぽ抜けて天高く舞い上がり、「目を瞑れ」ヤジを繰り出したオタに直撃するとかいう、教科書に乗せたい系ブーメランボールが完成したのであった。




