【イ軍編2369】依怙贔屓采配監督を更生させた男たち
そのカリスマ的采配でチームを劇的に変えて勝たせるものの、好き嫌いが異常に激しい為、行く先々で人間関係を破壊し尽くして焼け野原にしてしまう元サ軍監督、富樫。
「ウチは元々人間関係最悪、壊れるもんなんてねーから! 何でもええからチーム強くしてくれたらオールOKやねんッ!!!!」
という最弱イ軍の新球団社長の鶴の一声で、2年4億の超好待遇で新監督に招聘したのであった。
果たして、富樫の依怙贔屓采配に身構えていたイ軍ナインであったが、意外にも全選手平等な扱い(昔気質のパワハラ体質の為、ディスが99%の糞対応ではあったが)。チームの勝率を三分上乗せはしたものの(なおそれでも勝率3割台)、インセンティブを巡るゴタゴタで2か月で辞任。後年、イ軍の名将特集で当時のチーム運営を取材された富樫から、衝撃の真相が明かされたのだった。曰く、
「まあそれまでスター・システム(スターを超優遇し気持ちよく働いてもらいつつ、他の選手にはゲロ塩対応で緊張感を保つ手法)で結果出してたけど、イ軍じゃ無理だったわね。エースの相原は生意気からNGだし(なお人気、若さへの超嫉妬)、スターというか主力がマジで一人もいねーのよ。誰も言う事聞かないしプレーはガバガバだしで、全員大嫌いだったから、贔屓する奴がいなかったわね(震え声)」




