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お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
3232/5125

【イ軍編2363】ダークネスファミリーボール

「おう、明日のトライアウトは絶対見に来たらアカンで。現役か引退かの瀬戸際、命懸けのファイトなんや」

 という事で、ファミリー思いに定評のある元サ軍投手の田町が、トライアウト現地応援ダメゼッタイを、ヨッメ始めMy一族に申し渡したものである。

「えっ…、クビになる前はむしろ『ユーたちの応援がパワーになるんや。相手打者をヤジり倒して、ワイを有利にしてどうぞ』つって球場に呼んでたのに…(球団からタダ券もらった時限定)。これは不倫の可能性が巨レ存なんですがそれは(震え声)」

 という事で、田町ヨッメは変装してこっそりトライアウト現地観戦に出撃。

 果たして、田町登板時にいつもの如く、

「ワレ腐れバッター! ウチの旦那打ったら承知せんどゴルァ! ファミリーの生活が懸かっとるんや!!!!!!!」

 てな感じでやっちまったモンだからたまらない。

 今回のトライアウトは「球界の掃き溜め」こと最弱イ軍の打者が大量参加しており、幸せなファミリーによる観戦が判明すると、

「選手に絶対に恥をかかせないと気が済まない」「一家団欒破壊打法」「今日がパッパを球場で見る最後になる」等々のスイッチが16連射され、別人と化して素晴らしいプレーを見せまくるのがイ軍戦犯系ベテランズなのであった(有効期限:一瞬)。

 そんな連中と5打席対戦が組まれてしまっていた田町は、3被安打1四球1死球で無事死亡。

「野球がダメでも、ワイがバイトでも何でもして養ったりますわ! その為に美容整形すっから、まずは300万闇金からつまむで」

 というヨッメのセリフにガンギレした田町は、トライアウト時の逸失利益(抑えてたらどっかの球団が拾ってくれた可能性)を巡って離婚訴訟を展開。ここにダークネスファミリーボールが完成したのであった(適当)。

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