【城戸編493】追撃死球不可避主砲
あれはワイが初めてイ軍本拠地東京新宿スタジアムに試合観に行った日の事や。
相手の先発投手が、イ軍の守備の要、ショカフトンタード(ショート+レフト+セカンド+センター+サード)草加部の左肩に死球を喰らわし、退場に追い込んだんや。草がおらんくなったらイ軍の守備は穴しか無い大惨事やから、まあ古参オタは激おこオブ激おこやったね。
そんでな、相手の投手が、今度は四番打者の城戸にぶつけよったんや。これも当たり所が悪くての~。脛直撃で立てんくなって、草に続いて病院送り退場やねん。そしたらなあ、今度は古参オタが、
「ナイス報復!!!!」
とか言って、敵監督の采配を褒めよるんや。
「さすがは名将ファッキンス。外人ならではの『当てた分だけ戦力調整理論』に基いた名采配やで」
「草の穴を、城戸の併殺・ガバ守備から解放される事で、見事に埋めてくれました」
「ウチの投手は報復しようにも、球威も制球も糞過ぎて、よう当てられんからな。その辺まで配慮されとる、素晴らしいバランス感覚や」
――対イ軍でしか成立し得ない超変則報復に、底知れない闇を見せつけられた感覚やったね(なおファン歴が長くなるにつれて、闇が底無しだったと知る事になる模様)。




