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【イ軍編2346】最北の強豪校がやってた想定練習を戦犯系ベテランズにやらせてみた結果!
6年連続99敗の大暗黒時代を彷徨う最弱イ軍を、何とか更生させられないか――。という事で、古今東西の野球本を読み漁った新球団社長は、一つの変わった練習法に遭遇。
かつて夏の甲子園で優勝優勝準優勝を成し遂げた最北の強豪校が実施していた、「想定練習」。実際のボールは使わずに、投手、打者のフォームから打球の位置を類推。からの、最適な守備ムーヴを導き出し、イメージで練習し野球脳を鍛えるという鍛錬法であった。
「この練習で、例の強豪校みたいに大きな目標掲げたるで~ッ!!!! まずは5位(小声)」
という新球団社長の号令で、前述の想定練習が導入されたのであるが、この事が恐ろしい悲劇を産んだ。練習を視察した新球団社長が、「Why???? 何で全然動かんのや!!!!????」
と絶叫ガンギレするレベルで守備位置で地蔵するイ軍戦犯系ベテランズの言い分は、
「いや、今の球は絶対ホムーランになってる。ワイらがやれるのは、後ろ見て球の行方を確認する事ぐらいですわ」




