【イ軍編2339】新ユニお披露目事件の悲劇未遂
「野球で勝てないなら、せめてカッコよさで勝つ(震え声)」
という新球団社長の大号令で、極秘裏にユニフォームのリニューアルを進行させていた「セ界の白星配給所」こと最弱イ軍。デザインはニューヨークヤンキースのモロパクリなピンストライプで、球団イニシャルの字体も同じという、ザ・紛い物といった態。シーズン中、負けが込んできたタイミング(まあ大体いつもだが)で、ファンの気を逸らす最終兵器として、投入の時期が窺われていたものである。
だがしかし、チームが勝率4割弱と小康状態の際に、突如として新ユニフォームお披露目記者会見が開催。当初の目的を果たせず終わってしまったのであった。
以下、当件についてのイ軍「パネマジ広報」白井とその部下の感想戦――。
「社長の肝煎りで金かけたファンの怒り誤魔化し作戦だったのに、勿体無いよなあ」
「全部城戸さんのせいですよ。どっから聞きつけたのか、『(新ユニになるから)このユニフォームは今年限りだな』なんてコメントしちまうんだから…」
「『城戸引退イヤッホオオオオオウwwwwwwww』って勘違いするファン続出で、収拾つかなかったからな。すぐに新ユニ発表しないと、恐ろしい事態になるところだったわ(震え声)」




