【ミスタープロ野球二世物語 3/4】
「ミスター二世を召喚したのはええが、どうしたもんかの~。『ミスターの隠しキッズです!』て煽ってどうなるか…。若干の高須調整(隠語)こそ必要やが、ガチ激似だから信じて貰えるとは思うが…。しかしアレよ、『キッズとアベックホムーラン打ってどうぞ』ていうフリで、巧く立ち回ればミスターが現役延命する可能性は巨レ存だと思う(確信)」
という事で、PO3(実家が金持ち)は、ミスター二世――買い取った戸籍名は魅沢であった――を、「この子、その辺で拾ってきたんで」と、近所の高校に編入させ、野球部に入部させた。
「え!? 18歳の隠しキッズ!!!!???? 記憶にございませんとしか言いようが…ワイはイケてるナオンを見たら10本の他人棒と競合しとると思っとったから(すばらしい予防意識。なおそれでもやる事はやる模様)、20代前半の性欲実現党時代も二重の極みゴムやったんやが…」
と、誤魔化すワケでもなく素で返したミスターであったが、妻への忖度や訴訟リスクを、キッズ持ちたい欲が上回った。
「いや、そら認知しますわ。あんだけそっくりなワケやし、整形やCG加工でも実際むりやろ。ホント瓜二つやで。誰かが言っとったが、キッズが来年バ軍に入ってよ、アベックホムーラン打てたら、これに勝るハッピーは無いと思うわね…」




