【イ軍編2336】相手に絶対報復死球させない打線
四番が当てられたら四番を狙い、一番にぶつけられたら一番、新人がやられたら新人をやる――――。そんな、自軍選手が死球を喰らった際は「目には目を」系、メジャー流の量刑へのこだわりに自信ニキ采配を見せる、マ軍の外人監督ファキングリー。しかし、そんなファキングリーが、報復死球を唯一指示しない球団があった。「球界の掃き溜め」こと最弱イ軍である。
「常にベストなワイらと戦いたいという、名将ならではの欲求が報復死球へのこだわりを軽々と超えちまっとるんやろなあ」
「奴のキッズが俺らのファン説も可能性高いぜ。さすがの大監督様も、ファミリーには弱いと見える(ここまで全部妄想)」
等々、天高く勘違いしまくるイ軍戦犯系ベテランズであったが、そこにはファキングリーの確かな目利きが存在していたのであった。野球マスゴミの取材に答えて曰く、
「報復死球の件ね、イ軍の野手はアレ過ぎて、ウチの選手と釣り合うのが誰もいない。一人当てられたら、全員に当てても帳尻合わないからね。あと、レギュラー(戦犯系ベテランズ。ゲーム廃人で年中寝不足、コンディション最悪)より控えの方がマシだから、死球当てたら、強くなっちゃうんだよ。それで尚更報復出来ないと、こういうワケなんですわ」




