【城戸編489】セリーグをパワー野球に変えた男
パリーグの野球は大味過ぎる、セリーグの緻密な野球こそが王道やねんッ!!!!
というセリーグ関係者の驕りも今は昔。パリーグの圧倒的なパワー野球に人気も実力も遅れを取ったセリーグは、パリーグに追い付き追い越せで様々な改革への動きが発生。その中で、走者が出た際にバントではなく強攻するスタイルが、トレンドの一つとなっていたものである。そして、その流れを作ったのは「40億の凡打製造機」こと最弱イ軍の四番、城戸という怪情報が、まことしやかに球界で囁かれていたのであった。
「そらワイと同じスモールボールをやっても、極めしワイはどうやっても超えられんからなあ。真っ向勝負を避けて人気取りに走るセリーグ打者の諸君の気持ちも分かるで。ナンバー1になれん者の悲哀…」
等々、とんでもなく上から勘違いコメントを垂れ流しまくる城戸であったが、セリーグ打者のバント離れは、確かに城戸が大きな要因を占めていたのである。以下、セリーグ某球団の主力打者コメント――。
「城戸さんがここで一発タイムリーが欲しい場面でも、打率落としたくないフォア・ザ・ミーに徹してバントしまくるもんだから、この数年、セリーグの客のバントに対する印象が最悪でしてね。ちょっとバントしたら、すぐ『城戸二世!』て煽られまくるし、もう誰もバントしたがらないんですわ」




