【イ軍編2319】球界屈指の韋駄天に盗塁させない投球術
この数年、成功率9割オーバーをマークし代走の切り札としてマ軍で猛威を振るっていた韋駄天牧原が、課題だった打撃に覚醒してレギュラー定着。出塁しては盗塁を決めまくり、他球団の脅威となっていたものである。
牧原の活躍は野球オタの間でも話題となり、早速あらゆる角度からデータが解析され、そこで驚くべき事実が明らかとなった。球史に残る弱肩捕手陣を抱える「セ界の白星配給所」こと最弱イ軍が、意外にも一番盗塁されていないのであった。
「うーん、これはイ軍から牧原へお小遣いが渡ってる可能性が巨レ存…?(震え声)」
「いや、牧原が度を越えたぐう聖で、イ軍に手加減しとるいうのもありえるで」
等々、様々な憶測が飛んだのであるが、某スキャンダル系野球マスゴミが牧原本人に「最近買い替えた新車はイ軍に領収書廻したんでっか?」という火の玉ストレート取材をカマした結果、笑撃の真相が明らかになったのであった。曰く、
「ノー! お小遣い、ノー! 確かにイ軍戦では盗塁してませんが、ワイの足が速過ぎるのと先様の外野陣の動きがガバガバ過ぎるので、単打がほぼ二塁打になってますからね。その分、二盗する機会が無いんで、他チームと比べて盗塁が少なくなってるんですわ」




