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お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
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【イ軍編2315】ヤラセ内規違反カマしてでも絶対に辞めたい職業がここにある

 かつてサ軍で黄金時代を築いた名将島倉がシーズン途中で監督に就任したものの、直後に7連敗、打てず守れず走れずの大暗黒が止まらない「球界の掃き溜め」こと最弱イ軍。

 島倉的には

「聞かされてた話と違う! 事前情報の100倍は暗黒! 法廷でアポイント取ってもええんやで(震え声)」

 と、訴訟をチラつかせて強硬に辞任を訴えたのであるが、球団的にはここで辞められると後任が見つからず事務方の誰かが監督をやらねばならぬとあって、そんな汚れ仕事は絶対やりたくないと、島倉の辞任要求をのらりくらりとかわしまくり。業を煮やした島倉の目に飛び込んだのが、某関西の球団の監督が、チーム内規を破って上限を超えた人数で会食し、世間から叩かれまくっている一件であった。

「これや! これやがな! 世論に激弱な球団を煽るには、これしかないがな!」

 という事で、早速、会食の人選を開始したものの、すぐ辞める(と見られていた)監督と一緒の泥船なんか乗りたくないと、選手連中は難色&拒否。それでも何とか最後の一人が渋々承諾し、フレンズを動員して10人での会食が実現。島倉本人がマスゴミにリークして写真を撮らせるところまで達成し、機先を制して、

「サーセン、球団から許可はもらってましたが(取っていた)、10人とかいう大人数で会食カマしちゃいました。責任取って辞めマース」

 と、記事が出る前にマスゴミを召喚して自分から謝罪会見を開催――――したのであるが、この後、とんでもない展開が待っていた。

 何と、前述の会食でマスゴミに撮らせた写真には、島倉の姿しか写っていなかったのである。

「ファーwwww確かに10人おったってマジwwww」

 と、おったまげオブおったまげに陥った島倉。前述のフレンズ動員を担当した選手――――霊能者兼野球選手の宜保愛甲――――を問い詰めたところ、

「え!? 先日の会食の件、監督が寂しんBOYだからじゃなくて、解任の為の人数合わせだったんでっか!? それちゃんと言ってくれないとアカンがな! ワイが紹介したのは、全員あの世からの霊だからなあ。そら写真に写りませんわ。一人でシーメ喰っただけだから、全然合法って事ですなあ。まあ変に社会的な制裁受ける感じになるよりは、まだイ軍の監督やっといた方がいいと思いますよ(完全に他人事なので超適当)」

 というオチが付いて島倉は無事死亡。その後、心霊評論家として第二の人生を切り開くとは、誰もが想像し得なかったのである。そして実際、そうならなかった。

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