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お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
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【イ軍編2306】登板前日に酒を控えるどころか朝まで完徹しまくる「マウンドの詐欺師」

 戦犯系ベテランズのような重度のゲーム廃人でこそないものの(しかしドラクエの新作が出た時だけは連日の徹夜)、酒量の多さのヤバさに定評のある「マウンドの詐欺師」こと最弱イ軍の先発二番手投手、神崎。特に近年は登板日前日、事によっては明けた朝方まで繁華街での目撃例報告が激増。試合にも赤ら顔&アルコール臭全開で現れ、シーズン防御率4点台後半とエース級の数字(※なおイ軍基準)は維持しながらも、近く身を持ち崩して投球大崩壊するものだと、周囲から危ぶまれていたものである。

 そんな状況で、同僚のショカフトンタード(※ショート+セカンド+レフト+センター+サード…周りがガバガバ過ぎて、異常な広範囲をカバーしている為)草加部は、

「ユーにぶっ壊れられると、替わりに投げるのはガバ投手やさかい、ワイの過労がいよいよ加速してヤベーんや。せめて投げる前の日とかは酒控えてどうぞ」

 と、半ばキレ気味に要請。まあ草なら口も堅いし過労でシーズンの半分くらいは球場に来れないから大丈夫やろと、神崎は事の真相を語ったのであった。曰く、

「いや、俺自身は5年くらい全く飲んでない。何人かそっくりさんを用意して、ローテ組ませて飲ませてんだよ。登板前日に朝まで飲むとか、絶対投球に影響出ると思うだろ? まさにそれが狙いで、相手打線に少しでも油断させて、戦力低下させるんや。こういう地道な積み重ねがないと、打てない守れない野手を抱えてる身としちゃ、相当キツいんだわな」

 その後、神崎がいよいよ加齢で衰えると同時に、その分を相手に更に油断させるべく、本拠地新宿を始め、遠征先で超そっくりな偽神崎の目撃例が多発。その中に、神崎が仕込んだ覚えのない者が出現し、恐怖のドッペルゲンガー編が開幕するのであるが、それはまた別の話である…。

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