【イ軍編2299】「俺を信じてないなら×を描け!」怒りの信任投票!
監督就任直後に5連敗、からの勝率2割の超低空飛行を受けて、
「選手がアホやから野球がでけへん!!!!」
という方向で、何とか自分の責任を減らしつつ同情を集めての辞任を画策している最弱イ軍の新監督桜庭。
何かいい方法はないかと、過去の球界事件史を漁っていたものであるが、前述の条件にハマりそうな良ネタを発見。監督が選手に信任投票をカマして、〇×の数次第で辞任するというのが、その手法であった。
果たして、この数日で、戦犯系ベテランズの徹ゲー(※徹夜でゲーム)を激しく批判し、
「ゲームは一日一時間!」
と、罰金付きで厳しく申し渡したタイミングとあって、監督―選手間はかつてないレベルで険悪。大量の×が付いて辞任の口実ゲット、選手のDQNっぷりを大批判して「成績不振はワイのせいじゃない」アピールで再就職を狙う――という桜庭の目論見は、しかし脆くも崩れ去った。
信任投票以前の問題で、仲が悪過ぎて戦犯系ベテランズが全く話を聞いておらず、
「何やこの紙」
「ちょうどええ、監督が何か喚いとるから、似顔絵勝負しようや」
「一番小憎らしい感じに描けた奴が優勝やで」
てな感じで、まさかの落書き大会が勃発。普段、三度のシーメより大好きなゲームを散々批判されてヘイト2000万パワーなだけに、悪意丸出しの力作揃い。
「な、何やこのビックリ不細工マン(本人と気付かなかった)の絵は! ワイがNGなら×書けゆうたのに、奴ら何のつもりなんや…?」
だが、ともかくもこれはアウトもアウト、不信任やろと、球団に辞任を申し出た桜庭であったが、トラブルをもみ消したい球団上層部(※自分の責任にされるから)は、
「いやあ、これは監督の似顔絵ですよ。ガンギレ表情で目が飛び出そうとか、鼻毛が凄いとか、ド迫力じゃないですか。監督がよっぽど好きじゃなきゃ描けないだろうから〇、信任しとるいう事でしょう」
と、一発逆転留任判定で無事死亡。選手のせいにしてとんずらするつもりが、2週間後、逆に選手から信じられてるのに勝利に導けなかった監督として結局は成績不振で辞めさせられる(そして球界での再就職は絶望的)とかいう、信は力なり(意味深)系ブーメランボールが完成してしまったのであった。




