【イ軍編2280】絶対にマウンド降りたくない、ボール渡したくないんやムーヴで繋ぐ大勝利の架け橋
「マウンドの詐欺師」こと最弱イ軍の神崎先発試合。13被安打7与四球5失点とフラフラながらも、9回途中まで1点リードを保つ粘りの投球。しかし、二死満塁の大ピンチを招き、球数が150を超えたところで、ベンチが遂にリリーフ投入を決断。監督がマウンドに向かい、神崎からボールを受け取――――れなかったのであった。神崎が交代指令に激しく抵抗し、何事かを喚きながら、ボールを監督に渡そうとしなかったのである。
「まあ誰が出てきても打たれるやろうから、そら自分で投げたいわなあ」
「そんなに悔しがるなら、もっとスイスイ――いや、言えねえ。打てない守れない野手を抱えてる状況で、それは言えねえ(震え声)」
と、球場の雰囲気は神崎に同情的。そんな中、10分程で神崎も続投を諦め、不貞腐れた様子で監督にボールを渡してマウンドを去ったのであった。
――試合後、勝利投手インタビューを終えた神崎と、監督の感想戦――。
「いや~、監督がアドリブに強くて助かりましたわ。ちゃんと説教モードでボール奪おうとしてくれましたしね」
「しかし『絶対バレないよく曲がるボール錬成するんで、5分間持たせてどうぞ!』て言われて、正直焦ったで」
「あんだけ球数投げたのが、負けて無駄になるのは忍びなかったんでね。かと言ってワイ自身は実は足攣ってて投げられなかったし、次の奴に任すしかないと。それで、ここぞの違法投球用の高級ワセリン(意味深 すぐ乾くのでバレにくい)投入したんですわ」




