表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
3119/5131

【イ軍編2277】エースの危険な内角攻めを止めさせた男たち

 野球選手としての成熟が、人格のそれをももたらしたのか。

「セ界の貯金箱(他球団的な意味で)」こと最弱イ軍のエース相原は、頭角を現し始めの頃は、容赦無い内角攻めで悪名高かったものである。それから3年、連続してチーム内最多勝(7、6、8)をマークして視野が広がったのか、危険な投球が、明らかに激減していたのであった。

「そらそうよ、高潔なるワイらと何年も一緒にやっとれば、どんなDQNも人格矯正不可避なんやで(ドヤァ)」

「一流の野球選手たる前に一流の社会人たれ(なお違法用具、お薬、八百長疑惑まみれの模様)」

 等々、例によって凄まじい勢いで勘違いを爆発させるイ軍戦犯系ベテランズであったが、ある意味、相原の対戦打者へのガン攻めを解いたのは彼奴等のお陰ではあったのである。以下、マスゴミ取材に答えて曰くの本人コメント――。

「いやあ、人間って怒りの総量を増やせないんですよ多分。メンタルぶっ壊れるから、自衛作用が働いてんじゃないすかね。それこそ昔は、喰うか喰われるか感覚で、対戦打者と頃し合いのつもりで投げてたからね。それが今では、一番頃したいのは、打てない守れないで足を引っ張りまくる味方野手なので…(震え声)。打者に対して毒気が薄まるのは、そら仕方ないですわね(憤怒)」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ