【イ軍編2249】国際試合に八百長持ち込み疑惑エース
日本代表入り後、普段の脱力投法からは真逆のパワー投法で押しまくる最弱イ軍のエース、相原。他投手が招いたピンチで火消しとして使われる汚れ役ポジながらも、最速155kmの直球と145kmの高速スライダーで、対戦打者を圧倒していたものである。
しかしプレミア13の最終戦、それまで防御率0点を維持していた相原が、突如として変調。イ軍でいつもやってる感じの最速138kmの直球に緩いカットボールを多投する、省エネ投法を繰り出したのであった。
「アカン、腐ってもイ軍のエース、国際試合に八百長を持ち込みおった(錯乱)」
「いや、ほぼ全試合投げさせた首脳陣への無言の抗議やろ。『ユーたちが酷使したからこうなった(球速落ちた)、ストーブリーグは法廷で』的な(震え声)」
と、心ある野球オタ(大正義派)は決め付けまくりで熱いディスを送ったのであるが、相原は淡々と打者を凡打に仕留め続け、無死1、2塁の登板から終わってみれば3イニングを1安打無失点でピシャリ。試合後、本人への「対戦国にいくら貰ったんでっか?」「八百長失敗乙」という火の玉ストレート質問への回答には、スキャンダル系週刊誌の記者も思わず涙不可避に追い込まれたのであった。曰く、
「いや、前の試合まで調子に乗り過ぎて力で押し過ぎたからね。シーズン中はあんな球を捕れるキャッチャーがいないから、このままの感覚でオフに入ったら来季大惨事だぞと。それでいつも通りのスタイルに戻したと、そういうワケですわ」




