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【イ軍編2247】高校生合同トライアウトを盛り上げまくった最弱球団

　プロ入りの為の重要なアピールの場である甲子園を新コロ禍に奪われた球児たちの為の救済企画、夏の合同トライアウト。今年の高校生プレーヤーは練習試合すら組めず実戦経験皆無、それ以前に練習も大幅に制限を受けているとあって、例年と比較して相当見劣りしてしまうのではないか――。

　しかし、そんな心配は杞憂に終わった。

　トライアウトでの投打に渡るプレーで、例年並みのムーヴ――――いや、それどころか、想像以上の素晴らしいキレを魅せているのであった。

　この感動的な現象の秘密を探るべく、マスゴミ各社は総力を挙げて取材オブ取材。そして、今回のトライアウト大成功に、「球界の掃き溜め」こと最弱イ軍が大きく寄与している事が判明したのであった。以下、某有力高校監督の証言より抜粋――。

「いやね、新コロだからって気の抜けた変なプレーしたら、イ軍が全力で獲りに来るぞと。逆に無名でもいいプレー見せれば、『ウチは獲れないからやめとこ』つってイ軍が秒速で諦めると。キッズにそう言い聞かせたら、一発で気合が入りましてね。全く、イ軍様様ですわね（震え声）」