【イ軍編2229】魔球、球速詐欺チェンジアップの末路
「魔球、メカ・チェンジアップでVやねんッ!!!!」
と、鼻息荒くロッカーでブチ上げたのは、「北の火薬庫」こと最弱イ軍の北朝鮮系ベネズエラ人投手チョ・マテヨ。長年、チェンジアップの習得を目指していたものの、どうしても急速差が出せずに断念。各球場の設備担当を買収し、球速表示を偽って相手打者を幻惑しようという、ある種の違法行為宣言なのであった。
果たして、前述の宣言から数日後のマテヨ先発試合。
先頭バッターに対して、初球128kmの直球から、二球目全く同じような棒球を投げたものの、球速表示は98km。
(どや! このスーパーチェンジアップ! バッターおったまげで完封、いやノーノーあるで!)
と、邪悪な笑みを浮かべたマテヨであったが、たまたま新任の投手コーチがぐう聖系だった事が運の尽き。
「あかん、マテヨやばいやん! 直球がいきなり30km落ちるとか、絶対どっか故障しとるやろ!」
と、有無を言わさず病院へ搬送。
「ちょ、待てよ! ワイはこの上なくヘルシーだっつーの!!!!」
というマテヨの叫びも虚しく、ウン百万使った買収作戦は完全に失敗。悪は滅びたのであった。




