【イ軍編2228】ド素人編成ズバリ! 経験ゼロで内野守備の救世主に!
今年も見事悪徳代理人に一杯喰わされ外野を守る新外人ガチャに大失敗し、開幕一か月持たずに人材難に陥った「球界の掃き溜め」こと最弱イ軍。他球団で戦力外5秒前の若手を物色した結果、急遽サ軍の8年目外野手、篠原を金銭トレードで獲得したものである。
それと時を同じくして、イ軍の守備の要である遊撃草加部が過労で故障し、外野だけでなく内野も一気に手薄に。そこで本職外野手の篠原が、急遽内野にも回される事になったのであった。
だが、ここで篠原は意外な活躍を見せる。
内野はほぼ経験の無いド素人という触れ込みながら、全ポジションを無難に守り、チームの守備の決定的な崩壊を防いだのであった。
「篠原が実は内野を守れるって、2年前から知ってたわー。獲得前から知ってたわー」
と、1億%嘘松をここぞとばかりに吹聴しまくるイ軍新球団社長であったが、篠原本人を取材した上でのベテラン番記者の解説に、イ軍の闇が凝縮されていたのである。曰く、
「いやあ、篠原はやっぱり内野経験ゼロ、中学生並の守備力しかないでアレは。だが、それがイ軍のガバ野手陣と噛み合う事の出来る、守備力の上限なんや。これで経験者が来てみい、他の奴に呼吸が合わせられず、ド下手に見えた筈やで(震え声)」




