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【イ軍編2226】ワーカーホリックコーチをマイホームパパへ転生させた男たち
基本、四方八方に目配り出来るぐう聖系なれど、野球オタ過ぎて一に仕事、二に仕事、三、四に仕事で五にプライベートで野球観戦。と、家庭を全く顧みない、異常なワーカーホリックぶりに定評のある打撃コーチ小山内。そんな小山内を、大便秘打線を誇る最弱イ軍が招聘したものである。
「球史に残る最弱打線をいかに鍛えて立て直すか。こんな遣り甲斐のある仕事はありませんよ」
と、不敵な笑みを浮かべて、これまで以上に家庭ガン無視で仕事に打ち込む小山内であったが、就任から一か月、小山内の妻から、イ軍戦犯系ベテランズ宛に感謝の手紙が送られてきたのであった。曰く、
「夫を野球から家族の元に返して頂いて、イ軍の皆さんには本当に感謝しております。『奴ら(イ軍の皆さん)は何をどう指導してもダメ! 野球はもうええわ』と、イ軍の皆さんばりにおサボりスキルを身に着け、今では子供とゲームをしたり、私(妻)と食事に出かけたり、これまでの分を埋め合わせるかのように、家族との時間を過ごすようになりました」




