【城戸編471】40億の凡打製造機をブーイングから救ってみた結果!
開幕から1ヵ月、最弱イ軍で全試合四番固定ながらも、チャンスで凡退・得意のどうでもいい場面ですらヒットが出ず、打点1、打率1割5分でチームを敗戦に導きまくる「40億の不良債権」こと城戸。
新コロ下で観客の人数が大幅に絞られている状況ながらも、イ軍ファンのブーイングは凄まじく、さすがの城戸も気に病んでいるのではないか…?
そう判断した新球団社長は、来たる親会社オーナーが観戦予定の試合で、ここぞの強権を発動。イ軍ホーム側の客席を買い占め、ビジターチームのファソに、密かに転売したのであった。
「これでブーイング全回避、城戸の野郎もさすがにメンタル上向くやろ。40億の置物を蘇らせた社長として、長期政権待ったなしやねんッ!(震え声)」
と、鼻息荒いイ軍新球団社長であったが、城戸の特性を見誤ったこの取り組みは、とんでもない悲劇を産んだ。
ブーイングの無い平和な環境で試合に臨んだ城戸は、普段以上に気の無いスイングでチャンスに併殺、緩慢な守備でヒット量産(相手の)。
「一緒や! (ブーイングするイ軍ファンが)おらんでも!!!!」
と、絶叫する新球団社長の耳に、信じられない内容の城戸の試合後コメントが届いたのであった。曰く、
「今日はファンの声援が無くて寂しかった。何か球場全体、対戦チームのファンじゃなかった? 地元オタの応援がワイの力の源なんやから、みんなは転売戦制してでも球場に来ちくりよろしくニキ~」
そう、城戸はお花畑脳は、ファンのブーイングを声援と勘違いする、恐ろしいまでの超ご都合主義仕様だったのである…。




